lulu blog

　「リライト」というＳＦ小説を読みました。その本の帯には「ＳＦ史上最悪のパラドックス　その完璧にして無慈悲な収束」とありました。
　確かに、タイムパラドックスの解消に当たって、その時間の流れにいた人はどうなるのか、といった点については、無慈悲なのかも知れませんが、その前に、力業で、起こしてしまったタイムパラドックスの解消を行うに当たって、やっぱりその時間の流れに乗っていた人はいたわけで、そっちの方の「リライト」はどうなのか、気になります。というか、考えていたら、頭の中がぐちゃぐちゃになってきました。きっと私の理解が不十分なせいでしょう。
　
　多元宇宙の様な形で、タイムパラドックスが起こった世界が、そっちはそっちの形で続いていけばいいのにな、でもそうするとタイムパラドックスなんて考える必要がないのか？　なんて考えました。
　是非読んでみて下さい。梅雨あけの暑い夏の夜、なかなか寝られないようなことがあれば、一読の価値はあります・