「フェイスブックが危ない」を読みました2012年08月21日 22:09

 「フェイスブックが危ない」を読みました。フェイスブックをはじめとしたSNSの利用は、何となく不安に感じていたのですが、やはりというか、気をつけないと個人が属する組織も巻き込んで、悲惨なことにもなりうる、と感じました。経済産業省の場合では、講演等ルールについては明確化されています。もちろん私もそのルールに則り、職名を出す場合など職務に関係するように見える内容は、あくまでも個人の見解であることを明確にことわり、組織の見解でないことについて誤解の無いように示した上で、講演等に当たっては事前に上長の確認を得ています。

 「フェイスブックが危ない」では、上手に活用できない場合には、どのような問題が起こりうるか、具体例を持って書かれてあり、米国では自殺者まで出ているとあります。

 SNSへの投稿が問題になった例として、日本では「炎上」と言う言葉で表現していますが、シューズ店の店員のさりげない一言の投稿の例や、テレビのスポンサーが逆恨みされて不買運動が起きた例や、ビデオ店の店員の本人にとっては軽い冗談のつもりが大きな問題になった例とか、大小いろんなことが起きています。職務上、そのような事例を知ることがあるので、そのたびに、怖いなあ、と思っていましたが、フェイスブックも安易な発言は問題を起こしうるし、友達リクエストの安易な削除などですら問題が起こりうることが書かれています。

 「社会人が注意すべきSNSガイドライン」や「お子さんが安全に利用するために」などの章の内容は、社会人として、親として、よく認識しておくべき内容だと思います。SNSは上手に使うことさえできれば、ジャスミン革命の原動力になったように、きっと世界が広がると思いますので。