メトロポリタン美術館展に行きました2013年01月04日 21:53

東京都美術館で開催されていた メトロポリタン美術館展 大地、海、空-4000年の美への旅 に行ってきました。昨年の10月6日から開催されているもので、本日、1月4日が最終日でした。

入り口には現代美術作品が2点。一つは穴が空いた球体のオブジェとともう一つは、四角を組み合わせたオブジェです。
四角いオブジェ

美術館に入るには、エスカレータで地下におります。さすがに最終日のせいか、結構混んでいます。10分ぐらい並んで中に入れました。

色々な人がWEBで本展覧会のことを書いているので、詳しいことはその方たちにお任せするとして、中盤のクライマックスはゴッホの糸杉でしょう。混み合っている館内で特に混んでいて、絵の前は乗車率120%位の混雑ぶり。さりげなく体で押し合いへし合いしていて、相手を押し出して自分の絵を見る位置を確保していくような感じで、「寄り切り」ってこういう感じかな、と思いました。
ゴッホの糸杉
この展覧会を放映していたテレビでは、「糸杉は磔台の材料になった木と言われていて、死を表す意味があり、この絵を描いてから1年後にゴッホは自殺をした。亡くなる前の1年間でゴッホは220枚近くの絵を描いた」と紹介していました。ゴッホの描いた糸杉は何か情念のようなものを感じさせるような、ぐりぐりとしたかんじというか、そんなものを感じます。実際の糸杉は、次の写真のようなものだそうで、その印象はずいぶん違います。遠目に見たら、どう見えるかわかりませんが…。
イトスギの写真
それから、色々な絵がありますので、ご意見はあると思いますが、個人的なもう一つのクライマックスは、ゴーギャンとルノワールでした。
ゴーギャン タヒチの女
なんたって、この2枚が並べておいてあるんですから! 人の描き方は作家性でこうも変わるものかと思いました。もしコピーでも部屋に飾っておくとしたら、個人的にはルノワールのタッチの方が好きです。まあ、多くの人がそう思うと思いますけど。
ルノワール 浜辺の人物
おみやげには、メトロポリタン美術館のミュージアムショップからは、ルイス・コンフォート・ティファニーの「ハイビスカスとオウムの窓」のオウムの部分を取り出したキーフォルダにしました。800円也。あっそうだ、展覧会の入場料は1600円、音声案内の貸し出しは500円でした。
ティファニー ハイビスカスとオウムの窓
一方、東京都美術館の方のミュージアムショップでは残念ながらキーホルダーが無いとのことで、鳥獣戯画のウサギの香立てとルアーの形をしたキーチェーン(キーホルダのようにも見えますが、名前は「キーチェーン」)を買いました。それぞれ1050円と800円だったかな? 七宝焼きのリングがかっこよかったのですが、13500円位したので、ちょっとためらってしまいました。いや、テレビでもやっていたので、その技術と美しさには脱帽するのですが、贈る相手がいないもんで…。